会社経営者の再婚相手が、将来の事業承継に備えてあらかじめ遺留分を放棄した事例

相談内容

相談者は再婚を考えているところ、現在保有する財産の大半は経営している会社の株式である。今般、会社の後継予定者との関係で、再婚相手には将来的にも会社の経営には関わらせたくないと考えており、相手も同じ意向である。将来起こりうる相続を踏まえて、あらかじめどのような手段を講じておけばよいか。

サポートの結果

相談者が、事業承継予定者に対して会社株式を遺贈する旨の遺言を作成することを前提に、再婚相手の妻には、あらかじめ遺留分を放棄する旨の許可申請を家庭裁判所に行うことをアドバイスした。その上で、妻からの委任を受けて、趣旨について十分説明をして理解を得た上で、家庭裁判所への手続を行った。また、相談者との間では、遺言書の内容等について相談を受けて作成のサポートを行った。